28. 沢風大過(たくふうたいか)

da
son

キーワード:大きな重荷

卦辞
棟がたわんで家が傾くような大変な時であるが、進んでよい。願いごとはかなう。

象伝
沢の水が木を没して枯死に至らしめるさまが大過である。君子はこの象に則って、大いに人に過ぎる行為を心がけ、濁乱の世に処しても自主独立して懼れることなく、浴世を超越して憂えることがないのである。

初爻 柔らかな白い茅を下に敷いて重荷を受け止めるように、慎み深く事を行なえば問題はない。
二爻 枯れた柳に芽が生じ、老夫が若い女を嫁にした。再び栄える。
三爻 重みに耐えかねて棟がたわむ。凶。
四爻 棟が高々とそびえ立って吉。よそ見をすれば恥をかく。
五爻 枯れた柳に花が咲き、老婦が若い男を婿にした。咎めもなければ誉れもない。
上爻 川を徒歩で渡ろうとして、頭のてっぺんまで水につかってしまった。凶であるがその志は咎められない。

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