13. 天火同人(てんかどうじん)

ken
ri

キーワード:結集・協力

卦辞
広々とした野原のように公明正大に人と和同すれば願いごとはかなう。大事を行なってもよい。ただし君子の道にかなうようにしてこそ利益がある。

象伝
天の光明が火の明白さといっしょにあるさまが同人である。君子はこの象に則って、人物を見わけて同志を集めるのである。

初爻 門外に出て広く世間の人と交わる。問題はない。
二爻 身内ばかりと交際するようでは、恥をかくことになる。
三爻 兵を草むらに伏せ、高い丘に登って偵察する。三年たっても兵をおこすことができない。
四爻 城壁に登って中を視察したが、とても攻め入ることが出来ない。悟って手を引けば吉。
五爻 同志とともに進みもうとするが、いろいろと妨害に遭う。最初は孤立に泣き叫ぶが、最後は笑うことができる。つまり大軍を出して戦に勝ち、やっと仲間と会うことができるからだ。
上爻 遠い郊外にいるようなもので相手がいない。相手がいなければ和同もできないが、悔いることもない。

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